コンビニ経営をお考えの皆様へ!
初めに断っておきますが、私はコンビニ経営者でもありませんし、コンビニ業界に籍をおいたことも
ありません。完全に利用者側です。しかし、利用者側だからこそ気が付くことがあります。
この商品を作ることになったきっかけをお話します。
私の20年来の親友が会社の早期退職制度を利用して退職し、大手コンビニのフランチャイズとして
コンビニを開店することになりました。そこは、近くに工業団地があり、近くに大規模開発された
住宅地があり、さらに高速道路入り口への抜け道となっていました。
私たち友人は開店を祝福するとともに、順調に経営が続くと思っていたのです。それまでは、日曜に
友人家族一同10人以上で、旅行、バーベキューを楽しむ間柄でした。
コンビニを経営するとなると、自分の時間はなくなり一緒にレジャーを楽しむわけにはいきませんが、
友人が成功すればそれもありかなとは思っていました。
しかし、その友人は2年も経たずして経営を辞めることになってしまったのです。
(その店は本部直営店として現在も運営されています。)
経営を辞めるまでの、プロセスには大変なものがありました。
内容証明便による開店時とのデータの違い問い合わせ、本部上納金の送金保留、同じ状況に
陥っている人との情報交換、挙句は閉店を考え商品を大量に仕入れて閉店時に販売して、本部が
応じない場合の生活資金に当てるとまで言い出す始末です。
私は、会社を退職してから自営として約100万人が住むエリアを活動範囲として動いています。
その中で、先週あったコンビニが閉店している、新しいコンビニが開店しているという状況を
目にしてきました。閉店したコンビニを目にしたのは、10や20店ではありません。
閉店した後のコンビニは、そのまま不動産屋のテナント募集張り紙が張ったままになっているのも
ありますし、多くはコインランドリー、自動車の買い取り業者、個人開業の店に変身しています。
ここでポイントとなるのは人件費です。コインランドリー、自動車の買い取り業者、個人開業の店は
人件費がまったく掛からないか、オーナーひとりだけの人件費だけで済んでしまうのです。
一方、コンビニはほとんどが24時間営業ですから、下記のような従業員を必要とします。
(経営者ではありませんので、私が通っているコンビニと求人誌からの時間別募集内容から
データを転載しています。)
6:00〜10:00 3人(時給720円)
9:00〜14:00 5人(時給680円)
12:00〜18:00 5人(時給680円)
17:00〜22:00 4人(時給680円)
22:00〜6:00 2人(時給920円)
大体上記のようなデータです。ここで、人件費の総額を計算してみましょう。
6:00〜10:00 3人×4時間×720円×30日=259,200円
9:00〜14:00 5人×5時間×680円×30日=510,000円
12:00〜18:00 5人×6時間×680円×30日=612,000円
17:00〜22:00 4人×5時間×680円×30日=408,000円
22:00〜6:00 2人×8時間×920円×30日=441,600円
いかがですか?
もちろん、都道府県によって最低賃金が違いますので多少の増減はあるでしょうが、総額223万円
程度になります。人件費だけで1ヶ月223万円です。このほかに、商品仕入れ、本部への上納金、
地代、自分の生活費が必要となります。
どうですか?
上記の負担を超えて売り上げを出せる店舗を展開できそうですか?
また、そのような立地条件でしょうか?
私が、仕事で移動している範囲で閉店した店を目にしてきたと言いましたが、最初のころは
「あぁ、閉店したんだなぁ」
と思うくらいでした。
しかし、閉店した店を数多く目にしてきた結果、ある法則があることに気がついたのです。
当初は、漠然と考えていました。
しかし、その法則に従って、ほとんどの店が閉店に追い込まれていることに気が付いたのです。
「何なのだ。これは?」
と思いましたね。
コンビニ業界最大手のセブンイレブンでも、ローソンでも、ファミリーマートでも、ミニストップでも例外は
ありませんでした。先週、開いていた店が閉店しているのです。
コンビニでは、店舗を設立、開店する際に店舗開発者が道路を通る車の数、近隣の人口構成、
そして他のコンビニからの距離、そしてそのコンビニの客の状況まで調べているでしょう。
しかし、ここで考えなければならないもっとも重要なファクターがあります。
それは、店舗開発者が24時間、365日調査したわけではないということです。季節が違えば
変わる状況もあるでしょうし、深夜残業ばかりしているサラリーマンが住む大型団地があれば、
夜中になって交通量が増えるということもあるかもしれません。
例えば、大型車が多く通るから、入ってくれるかと言うとそうではありません。
普通乗用車の4〜5倍のスペースも必要ですし、大型車がコンビニに寄るのは昼食時、配送の
時間待ちが主だと考えられます。
また、地域を移動して仕事をしている主役の郵便局員、タクシーですが、コンビニに止まっていることを
見たことがありますか?
郵便局員が配達のために止まっていることはあるでしょうが、買い物はしません。
弁当を買ってバイクの座席の上で食べるわけにはいきませんからね。
これらの業種の方は、昼食で利用する店が決まっています。
よく言われていますが、旅行に行ったときに食事する場所に困ったら、タクシー、郵便局の
赤いバイク、トラックが止まっているところを探せと言います。
なぜか?
大体において、その店は麺類、定食もの、洋食ものがバランス良くそろっていて、しかも安いのが
特徴です。
閑話休題 (意味不明の方は、辞書でどうぞ)
さて、この冊子のポイントを列記します。
なぜ数百メートル店舗を移動しただけで成功したか?
交差点の店舗が閉店する理由
T字路にあるコンビニには入れない?
混雑する道とすいすい走れる道ではどちらがいい?
交通量の多いコンビニは儲かるのか?
道路の反対側のコンビニに入るか?
幹線道路から外れたコンビニだって儲かる!その条件とは?
コンビニのブランドとは?
店員教育をどう考えるか?
商圏をどう考えるか?
開店予定場所を基点にして半径1kmの円を書いてみる
人間の心理を考える
上記の内容を道路の図形を含めて解説しています。コンビニ本部の店舗開発担当の言葉も
大事だとは思いますが、本当に大事なのは利用者からの意見だと思います。
近頃思うのですが、スーパーにはお客様ご意見のBOXがあるのですが、コンビニでは見たことが
ありません。本部で統一しているとは思うのですが、各店舗独自の活動があってもいいと思います。
この冊子の目次を下記します。
1.はじめに
2.周囲条件から考える
3.道路条件から考える
4.閉店した店の事例
5.移転して成功している事例
6.利用者側から考えるコンビニについて
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先述のポイントに対して、目次の項目が少ないと感じるかも知れませんが、ご安心ください。
全ての項目が入っています。
何せ、数百万円の資金を投じて漕ぎ出す船です。後悔してほしくありません。
数百店のコンビニを利用してきた、かつ閉店に追い込まれたコンビニを分析してきた筆者だからこそ
提供できる内容です。

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